P波・S波・M派

Perfumeやその他の音楽なんかを思いつくままに

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中田は作詞の完成期限は1ヶ月後と言ったが、2月にはLAとラスベガスへの研修(本場のエンターテイメントに触れて来る)と KKBOX MUSIC AWARDSへのゲスト出演もあり、3月からの対バンフェスのスケジュールと準備を考えると3人に残された時間は決して多くなかった。

ラジオの番組収録以外は3人が顔を合わせることも無く、必要最小限の打ち合わせ以外見かけなくなった。
その間、本社内であ〜ちゃんが福田彩乃と話し込んでいたり、かしゆかを錦糸町付近で見かけたスタッフがいたが、のっちの消息は自宅にこもっているらしいこと以外全くわからなかった。
アメリカへ渡った時もKKBOX MUSIC AWARDS出演のために台湾へ行った際も3人は作詞のことについて一言も発しなかったし大川を始めスタッフも触れようとしなかった。

そして、対バンフェスのリハーサルを明日に控えた3月上旬のある日、渋谷にあるアミューズ本社の会議室にメンバー3人と大川、山本、村山のマネージャー、サウンドプロデュースの中田ヤスタカが集まった。

3人それぞれの作詞のリミットが今日ということで、それでは順番に発表をお願いします。大川が促した。
「それとね、タイトルは日本語でね」中田が付け加えた。
(えっ、日本語なんて聞いてなかった…)とあ〜ちゃん。

やや沈黙があったのち、最初に手を上げたのはのっちだった。
「わたしからいきます、タイトルは、花の生涯、です。」
のっちから配られた紙には次のような詩が綴られていた。


He had white Horses
And ladies by the score
All dressed in satin
And waiting by the door

Ooooh, what a lucky man he was
Ooooh, what a lucky man he was

White lace and feathers
They made up his bed
A gold covered mattress
On which he was led

Ooooh, what a lucky man he was
Ooooh, what a lucky man he was

He went to fight wars
For his country and his king
Of his honor and his glory
The people would sing

Ooooh, what a lucky man he was
Ooooh, what a lucky man he was

A bullet had found him
His blood ran as he cried
No money could save him
So he laid down and he died

Ooooh, what a lucky man he was
Ooooh, what a lucky man he was (※1)

出席者は食い入るように字面を追った。
しばらく沈黙が流れたのち中田が口を開いた。
「はい、わかりました、次は誰?」
なんともあっけないものである。

「じゃあ私が」とあ〜ちゃん。
「タイトルは、すぐそばにおいでよ、です。」

配られた紙には紙面のわりには小さな文字で次のような詩があった。


Toi, viens avec moi
Et pends-toi a mon bras
Je me sens si seul
Sans ta voix
Sans ton corps
Quand tu n'es pas la

Oh, oui, viens!
Viens pres de moi
Ja ne connais rien de toi,
Ni ton nom
Ni l'age que tu as.
Et pourtant:
Tu ne regretteras pas, car je donne

Tout, tout pour ma Cherie, ma Cherie
Tout, tout pour ma Cherie, ma Cherie

Je suis sur un piedestal de cristal
Et j'ai peur un jour de tomber, sans avoir
Personne a mes cotes
Mais si, tu viens
Viens avec moi
Je sais qu'il y aura
Quelqu'un qui march'ra
Pres de moi
Qui mettra fin a mon desarroi

Tout, tout pour ma Cherie, ma Cherie
Tout, tout pour ma Cherie, ma Cherie

Toi, viens avec moi,
J'ai trop besoin de toi.
J'ai tant d'amour a te donner.
Laisse-moi, laisse-moi te serrer
Contre moi
Oui, viens avec moi
Et ne me quitte pas
Je t'attends depuis tant d'annees
Mon amour, tant d'annees a pleurer

Tout, tout pour ma Cherie, ma Cherie
Tout, tout pour ma Cherie, ma Cherie (※2)

「ほほう、直接的だねぇ(笑)、詳しいことは後で聞こうかな」
中田がにやにやしている。


「わたしのタイトルは、君に胸キュン、です。」
かしゆかの発表が最後になった。


Olha que coisa mais linda, Mais cheira de graça, É ela menina, Que vem que passa
Num doce balanço, caminho do mar
Moça do corpo dourado, Do sol de Ipanema, O seu balançado é mais que um poema
É a coisa mais linda que eu já vi passar
Ah, porque estou tão sozinho,
Ah, porque tudo tão triste,
Ah, a beleza que existe
A beleza que não é só minha,Que também passa sozinha
Ah, se ela soubesse, Que quando ela passa,O mundo sorrindo se enche de graça
E fica mais lindo, Por causa do amor (※3)

と、ここでチーフマネージャーの福岡が部屋に入ってきた。
「いやー、遅れてごめんね。常務の市毛さんに急に呼び出されてね」
(例のソロアイドルの件ですか?)と大川が目で問うと
福岡は小さく頷いた。

「で、作詞はどうだったの?」と福岡が3人を見ると、
中田が口を開いた。
「この詩のイメージをそれぞれ説明してくれないかな。」

「では、今度は私から説明します」とかしゆか。
「海岸を歩いている超かわいい娘にひとめぼれしてしまった男の人の気持ちをイメージして作ってみました。」

「私のは、フランスの男の人はこんな風に女の人を口説くんだろうな、ってイメージを膨らませて、ナンパしてくる感じにしてみました。」
あ〜ちゃんが大げさなジェスチャーを交えて説明した。
「ナンパ野郎の歌か(笑)」中田は苦笑いを押し殺している。

「えーっと、私は偉大な男の人の生涯をカッコ良く綴ってみましたが…」
のっちは自信なさげにもみえるような照れ笑いをしながら説明した。
「結構格調高いじゃない、韻も踏んでるし」中田の誉め言葉である。

「三者三様で面白いものができましたね、じゃ早速曲を作ってきますので。」
と言い終わるか終わらないかのうちに中田は詩が綴られた紙を持って部屋を出て行ってしまった。

安堵の空気が部屋の中に流れ、3人の顔にも本来の笑顔が戻ってきた。
とその時に若手のマネージャーの村山が3人の顔を交互に見ながら恐る恐る聞いてきた。
「あのー、みなさんどうやって外国語の詩が書けたんですか?」

「わたしは、ポルトガル語っていっても全然わからんしポルトガルに知り合いもおらんし色々考えたのね。そしたらブラジルはポルトガル語で話すらしいことが分かったの、でブラジルならサッカー選手じゃ、友達の梢ちゃんならお父さんの知り合いにスポーツ選手も多そうじゃし、なんとかなるかなと相談したんよ。
そしたら梢ちゃんのお父さんからサッカーのラモスさん紹介されて翻訳してもらったの。」

「なるほど、スポーツ人脈ですか…」

「わたしもフランス人に知り合いなんておらんし、どうしようかな春菜ちゃんにフランス人の芸人さん紹介してもらおうかなって考えてるときに事務所の廊下で偶然福田彩乃ちゃんにバッタリ会ってね、そうだ彩乃ちゃん滝川クリステルさんのモノマネしとるじゃろ知り合いになっとらんの、って聞いてみたら、なっとるというて、そんでクリステルさん紹介してもらったの。」

「彩乃ちゃんもモノマネしてる相手と知り合いになっちゃうなんで凄いですね。」
山村は感心することしきりである。

「私は友達も少ないし、ひたすらBBCのニュースとNHKのイギリスの海外ドラマを英語の字幕で視てた。あと、ゲームずーっとやって主人公の人生を考えてた」

「それだけでよくあんた歌詞がかけるね、スゴイ!」
あ〜ちゃんとかしゆかが驚きの声を上げた。
「え〜、えへへ…f^_^;)」
照れまくりののっちである。

ひとまず峠を越えたPerfumeの挑戦であるが、こののちレコーディング時や新譜PNG発売後に意外な困難が待ち受けていようとは知る由もない3人であった。

終わり…。


またまたまた長駄文をグダグダと書き連ねてしまいました。
繰り返しになりますが、この文章は筆者の妄想の馴れの果てでございまして、実在する組織や人物には一切関係ありません。
文中の歌詞は以下の曲を引用させていただきましたこと記しておきます。
(※1)ラッキーマン:エマーソン、レイク&パーマー
(※2)シェリーにくちづけ:ミッシェル ポルナレフ
(※3)イパネマの娘:アントニオ カルロス ジョビン

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[ 2014/05/12 01:49 ] 妄想 | TB(0) | CM(0)
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yajioshow

Author:yajioshow
Perfumeに出会ったことが人生最大の衝撃!
まさにターニングポイント。ターンした後の余生がどれだけあるかわかりませんがPerfumeを主に好きなことを勝手に綴って参りたいと思っています。